うだつのあがる街
昨日、美濃で江戸時代に建てられた家に長居したきっかけは、
「うだつのあがる街」という表示をみたからだった。
「うだつがあがらない」の「うだつ」。
気になる気になる、というわけで。
(知らなかった・・・)
「うだつ」は、火事の多かった江戸時代に、
隣の火事がうつるのを防ぐため、
屋根の両端につくられた防火壁のことだった。
家紋をかたどったような軒飾り。
それなりの店を構えなければ
とりつけることが難しかったので、
商人のあこがれだったということ。
それで、「うだつがあがらない」なんだな。
美濃市で、最も多く残っているそう。
もしかしたら、昔習ったかも?!
それにしても、もとは防火のためなのに、
そんな飾りをつけるなんて。
見栄もあるのかもしれないけど、
余裕のような、遊びのようなものも感じるし、
工夫して暮らしていた様子には
はっとさせられる。