『デザインのデザイン』
相方が急に言った。
「デザインとアートの違いって言ってみて」
「は?!
・・・ん~~、
デザインは、解決すること。
アートは、問題を投げかけること、かなあ。」
ちょうどこの一年ぐらい
そんなようなことを考えさせられる場面が
つぎつぎと起こっていたので、
瞬発的に出てきたのがそれだった。
ほんとうは、そんな理屈くさいこと、
言えるほど何かをやったわけでもないし、
あまり定義して区別したところでねえ・・・
とも思う。
けれど、なんとなくでも、
心か頭の片隅に自分なりのそういうことを置いておかないと、
ちょっとしたところでつまづいたりするような、、、
そんなふうに感じたときもあったかもなあ。
人と関わる場合に。
で、なんでそんな問いが出てきたのかというと。
↓の中に書いてあるらしい。
- 作者: 原研哉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/10/22
- メディア: 単行本
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『アートは個人が社会に向き合う個人的な意思表明であって、
その発生はとても個的なものだ。
(中略)
一方、デザインは基本的には個人の自己表出が動機ではなく、
その発端は社会の側にある。社会の多くの人々と共有できる
問題を発見し、それを解決していくプロセスに
デザインの本質がある。』
ふむふむ・・・むむ!
真っ白な装丁がきれいだなあ、と気がついていたけど、
なんだかお勉強くさくて手が伸びなかった本だ(笑)。
なぜか珍しくそんな本を相方が買ってきたので、
頃合いをみて読んでみなくてはなるまいよ、これは。
ちなみに、上記の内容は、
話をすすめるうえで軽く説明されているだけのこと。