『デザインのデザイン』



相方が急に言った。
「デザインとアートの違いって言ってみて」


「は?!
 ・・・ん~~、
 デザインは、解決すること。
 アートは、問題を投げかけること、かなあ。」


ちょうどこの一年ぐらい
そんなようなことを考えさせられる場面が
つぎつぎと起こっていたので、
瞬発的に出てきたのがそれだった。


ほんとうは、そんな理屈くさいこと、
言えるほど何かをやったわけでもないし、
あまり定義して区別したところでねえ・・・
とも思う。


けれど、なんとなくでも、
心か頭の片隅に自分なりのそういうことを置いておかないと、
ちょっとしたところでつまづいたりするような、、、
そんなふうに感じたときもあったかもなあ。
人と関わる場合に。


で、なんでそんな問いが出てきたのかというと。
↓の中に書いてあるらしい。

デザインのデザイン

デザインのデザイン




『アートは個人が社会に向き合う個人的な意思表明であって、
 その発生はとても個的なものだ。
 (中略)
 一方、デザインは基本的には個人の自己表出が動機ではなく、
 その発端は社会の側にある。社会の多くの人々と共有できる
 問題を発見し、それを解決していくプロセスに
 デザインの本質がある。』


ふむふむ・・・むむ!
真っ白な装丁がきれいだなあ、と気がついていたけど、
なんだかお勉強くさくて手が伸びなかった本だ(笑)。


なぜか珍しくそんな本を相方が買ってきたので、
頃合いをみて読んでみなくてはなるまいよ、これは。


ちなみに、上記の内容は、
話をすすめるうえで軽く説明されているだけのこと。