予測する虫に



益虫とか、害虫とか。
誰の都合か、ってところで、
わけられていたりするけれど。


益虫、という部類に入ることの多い
クモさんの仕掛けた巣に
カゲロウのような小さな虫が
たっくさん、ひっかかっていて。


虫とり、ありがとう、と
声をかけながら。


ふと、気づくと、
今朝クモさんを逃した場所に
(そこにいてほしくなくて)
夜になると羽虫がたかっていて。
ああ、もしかして、と
ストーリーをつなげてみたりする。


もしかして、
その羽虫のために、
クモさんは予想をたてて、
もしくは、
なんとなくそんな気になって、
いつもはクモさんも羽虫さんもいなそうな
そんな場所に、
朝っぱらから、
スタンバイしていたのかも・・・


なんて。


本当はね、そんな風に人間も
動いてしまっているんだよね〜ってときのこと、
気がづいてみない?


虫は、知らせる。
そのことを、みせてくれてるんだ。


なんて。