はっさくがしみた・・・



寒気もするようなカゼの最中、
ゴハンもうどんもおじやも食べる気がしなくて、
まずは定番のすりリンゴをすすった。
なつかしい味だった。
子供のころ、熱出したらすりリンゴ、は定番だったなあ。
授乳初期に冷えをおそれすぎて、なんとなく避けたまま、
しばらく忘れていた味。
こういうのは、忘れちゃいけない。
ひきついでいくような、おまじない。


でもちょっと、密入りフジは甘かったんだ。
それでやっぱり今回のカゼは、
みずみずしくてあまずっぱい感じが欲しいぞ、
と確認したところ、地場野菜屋さんで
ぷりぷりの新鮮なはっさくを発見。
よだれがでてきた。
ボウズもくいついたので、帰ってすぐにいただくと、
外に出て冷たくなっていた果物なのに、冷えるどころか、
なんだかカラダの芯のほうから、ぽっぽっぽっ、と
力がわいてくる感じ。
おお、これこれ、
ピッタリ、食べたいときに食べたいものに出会えた
うれしいカラダの声かな。


番茶もがぶ飲み、というぐらい、たくさん飲んで、合間に水も飲んで、
ほんのすこしの塩か、海藻の塩気だけ、ぐらいの野菜コトコト汁も飲んで。
鼻水もどんどん出るし、乾燥はツライし、水気がしみた。
ほんとうに、こんなの久しぶり。


食べずにいたら、陽のさしてくる窓から、
お陽さまのエネルギーがおりてくる感じがしたり、
手の感覚が敏感になっていることに気づいたり。
ボウズとぼ~っと連日、家で遊ぶのも、
家の用事を気張らずあせらず済ますのも、
なんだかオナカあたりが落ちついてゆく感じだったりして。



これで春に向かえるかな~。
まだ、鼻ツライけどね・・・