隊長か!?の、森歩きにて・・・



ボウズ、山道、ほんとうにすっかり慣れて来た。
先頭にたって、「いくよ~」なんてさ。



同じ学年だけど少し月齢が上の、
幼稚園に少しずつ通っている子や、
自分より丸1年下の子たちと一緒に、
森歩きの会にて。


雨上がりの森は、
しっとり水をふくんだ
やさしい光が美しくて、
ドロ道にも、子たちは大喜び。
ドロにつっこんだって、森の中だったら、
お母さんたちも笑ってみていられる。


ボウズ、やっぱり、歩きっぷりも、
ペースどりも、それなりに慣れているんだな、とよくわかったよ。
そして、おともだちも一緒なのは、楽しくてうれしいのね。
遅れている子がいると、か~さんが何も言わなくても
「ちょっとみんながくるまでまってる」と立ち止まるし、
「お~い、こっちだよ~」と声をかけたり。


お弁当を食べたあとぐらいには、
みんなも慣れて、元気も復活して、
それぞれに楽しめるようになっていたけどね。
何回か続いたら、どんなふうになっていくのか。
とっても楽しみだから、やっぱり、つづけてみたいと思ったなあ。


大好きな森のようちえんのグループにも、
またバッタリ会って、
その子たちも、ドロドロを楽しんでいて、
すれ違うときには、盛りあがった。
ああ、おんなじことやっているんだなあ、と思ったら、
か~さん、ぽっ、と心のともしびが灯ったみたいだったよ。



ボウズがまだ1歳ぐらいのころにお話を聞いて、
とても共感できて、ずっと、一番、気になっていたようちえん。
はやくから、定員で、何回か問い合わせても、やっぱり定員で、
あきらめていたところなのだ。


一番こころ惹かれたのは、保育者の、子どもに対する目線。
丸ごと一緒に楽しんでいる様子だった。
育児の贈り物は、何よりもそれだと感じる自分だったから。


でも実際は、相方が大忙しで、家族の触れ合う時間があまりとれなかったり、
核家族で子はひとり、の母子の日中は、余裕がなかったり、
まだ1歳ぐらいまでだと、心配事にもとらわれたり、と、
せっかくの宝のときなのに、なかなか味わうことが難しいものね。
だから、そういう時間を持てる先生が、うらやましいとさえ思ったのだ。
そういうふうに過ごせさえすれば、育児なんて、
なにも気張ることも、心配することもないのになあ、と。


その幼稚園に行かなくても、自分で仲間を募って、
やさしく、ふところの深い自然に包まれるときを、たのしめている。
それは、ここにたどりつくまでの色々な葛藤があるからこそ。


新しい生活へ向かう今、ぐうぜんの出会いに、
そっと肩に手をかけてもらえたような気分になったよ。