もっと子たちをみていたい・・・



自分の子だけをみていても
自分の子の個性はみえてこない。


いろいろなタイプの子のなかでの行動を
ちょっと遠目で、焦点をぼかしてながめていると
だんだん、それぞれの色が浮いてくるという感じ。


『みんな違ってみんないい』


金子みすずさんの詩が浮かんで来たよ。
森の景色のなかで、子達をみていたら。




ふだん、ボウズのどういう行動に疲れを感じがちか、
それは自分のどういうクセとつながっているのか、
そのクセは、どこからきたものなのか。
それがわかると、反射的に感情がわいてきたりしない。
そのことに、気づいたよ。
いつもよりずっとおだやかな気持ちで、
待つことができる。




幼子は飾らないから、
いつも、その子そのままの質を
体現している。
小さければ小さいほど。


その質が、自分の苦手な傾向だったり、
自分がおさえてきたこととつながっていると、
子に集中すればするほど、
子を肯定できなくなるのかもしれない。


ボウズとは違った質の際だつ子たちと接して、
その子によりそっていると、
自分のなかにある、その子たちと共鳴する部分が、
生き生きとしはじめる気がしたんだ。
そこでまた、ボウズと過ごす楽しさも、
見直すことができる。


ボウズも、自分も、
おたがいに自分自身でいながら、
楽しむことができることを思いだせる。




大人の色々の中では、
そういう感じは、
なかなか得られない。
役割を演じていたりするから。




子たちとすごす時間は、
ほんとうにありがたい。