くり返しの積み重ねを感じること



同じようなところをグルグル通っているようにみえるときは
気づくとき。
同じことを何度も感じている、受けている、と思えるときが
ほんとうに成長するところ。


まったく同じではないはず。
そのわずかな違いを見逃さないことが
自分を落ち着かせる。
肯定感につながっていく。


育児でも、後継者へのひきつぎでも、
自分自身の成長でも、おなじ。


それを感じるには、
「同じ位置」と思えるところの視点からではダメだ。
グルグルにみえる道が立体的につかめるぐらいの
角度と距離をとって、少しはなれた視点を持たなくては。


「また同じことのくり返し」と思うのは、
下から上へ、過去から未来へ、という
ひとつの支店からの線を、
垂直に輪切りしてみているにすぎない。
平行にみれば、ちゃんとつながっているのだ。


実際は、そんな単純な1本の線でもなく、
いろいろなところを通って、ぐる~んと、つながっている。



経験の積み重ねとは、
四角い積木をがんがん上にだけ積むのではなく、
毛糸をぐるぐるゆるく巻いていくようなもの。
個人の経験の積み重ねの話だけではないんだ。
団体をつないでいくことも、そうなんだろうと思ったんだ。
時代やまわりの環境で簡単に崩れることのないつながりを
つづけていくことにも、って。




なにをくり返し何を繰り返さないか、
そのことばかりにとらわれていると、
タテの軸しかみえなくなる。


とある団体の会合をへて、
ひとまず、連想メモのみ記録。