勝手にオシッコ定着へ



「あのね~、ずっとウンチみてたんだよ」だって!


立ちションからウンチに移行できず、
オシッコをしながらちょっとだけウンチを出しちゃったんだ。
なかなか出て来ないな~とみにいくと、
ちょびっと出ちゃったウンチのわきに
ズボンとパンツをおろしたオシリのまましゃがんで、
ほんとうにそのウンチをみていた。ぷぷぷ。


どうしたものか、もっとウンチもしたいし、
だけどこぼしちゃったし……。


そこでか~さんを呼ぶのでなく、
呼びにくるのでもなく、
ひとまずウンチをみつめる、というのは
すごい成長っぷりだよな。
もっと時間をおいて、
こっそり様子をうかがえばよかった!



気がつくと、ふっ、といなくなって、
トイレの電気をつけて、ドアをしめて、
便座をあげて、こぼさずにオシッコして、
流して、ズボンをあげて、
ドアを閉めて出てきて、
もとの遊びに戻ってくる、
それがだんだん普通になってきた。


「できな~~い」と言うときは、
か~さんがボウズを忘れて
何か他の用事にかまけているときなど、
気をひきたいときだとか、
眠かったりしてめんどうくさいときか。


勝手に何かやって、破いたりこぼしたりしたときには
急に背中にひっついてきたり、まとわりついてきたりしてさ。
しばらく、か~さんの様子をうかがってから、
「あのね~、こぼしちゃったんだよねぇ~」なんて
ナナメの目線でさりげなく言ったりして。
ぷぷぷ。
勝手にタオル出してふいているときもあるけどな!
洗濯済みの真新しいタオルでな!


どんどん、俗世にまみれていく様子に
個性ものぞいて、ほんとうにまた、
今までとは別のオモシロイ季節がやってきた。