触れるだけで



お米を洗っていたら、その感触がカラダ中にひびいて
あたたかい、ありがたい気持ちになった。
こころをこめて育てられ、ていねいに精米された
愛のこもったお米だということが伝わる。
ひさしぶりに、ちょっと遠くから取り寄せたお米だった。
お米が良いだけでなく、自分の扱い方も
いつもとは違ったからかもしれない。


「感じる」と根っこは同じ気がするが、
「触れあう」ことも最近のテーマだった。
触れただけで、何かがスッととおる感覚、
いちど意識すると、ドキッとすることがたびたび。


土にも水にも、野菜やお米にも触れずに
パソコンや通勤電車のつり革やらにばかり触れている
会社勤めのと~さんがたは、
そういう機会がなくてツライよなぁ、としみじみ。


そう思って、と~さんの腕や肩に触れたら、
スッと、とおるものを感じたよ。
ほんの少しでいい、継続していたら
なにかまた変わるかもしれないな。