これだからやめられない、新表情



幼稚園で初体験。
ウサギさんを抱っこした。


動物大好きで、すぐにみつけて近寄るんだけれど
そこはやはり慎重派、手はなかなか出さない。
何度もうながされ、か~ちゃんも手を出して
やっと、ちょん、と触れる。


それをしばらくやってから、
ほかの子が抱っこしているのをみて
自分も抱っこしたいと言い出した。
すご~く、ちいさな声で。


保育者の人も一緒に
「抱っこしてみる?」と繰り返し
ついには、ここに座って、と
姿勢も正してもらって、
他の子からどうぞ、と渡してもらった。


そのときの顔ったら!!
緊張と照れと興味と・・・
そして、感触のむずがゆさというか
ぬいぐるみと違った生物のぬくもりを感じて
とまどいやら心地よさやら、
もう、ものすごく色々な新しい感じが
うわ~~っといっぺんにきたみたいで。


あんまりイッパイで、
緊張したまま、すぐに隣に座った子に
渡していた。


その後しばらくかたまって、
他の子が抱く様子をまたじっとみて、
どうするかと思ったら、
また抱くとは言わずに帰り道に向かった。


そして、幼稚園を出てからは
なんだかベラベラしゃべっちゃってさ。


「あのさあ、ゴハンは? 食べた?
 ウンチはしたかな?
 それで、でんしゃのって、
 ゴハンたべて、それで、やって、
 お外いって、ゴハンたべて・・・」
なんてさ!
おっかしいの!


もう、あの表情はビデオに撮って
み~~んなにみせたかったよ~。


これだからやっぱり、やめられないのだ。
事情が許す間は、まだ側でみていたい。
こんな初体験の瞬間が、これからまだまだ
たくさん待っているんだもの。
我が子だけでなく、子供たちの感覚には
ほんとうに揺さぶられる。