さわのはな



またあたらしい米との出会い。
ササニシキと同じころに出てきた、
在来種と呼べるようなお米だ。
山形の、『さわのはな』。


胚芽部分が大きくて、白米での流通に向かないから
農家でひそかにつくりつづけられていた、というお米。
なんともったいないことか!


7分づきをいただいてみた。
小粒かな、と思ったけれど炊いたらふっくら。
つやもいいみたい。香りもある。
たしかに胚芽部分が大きい感じで、そのせいか味が濃かった~。
でも粘りはしつこくなくて、食べやすい。もたれない。
冷めてもふっくら感は消えず、味も落ちず、食べやすかった。


これまで食べた品種の中では岡山の『朝日』が一番グッときたけれど
それよりもやや、コシヒカリよりかなあ。
玄米と白米で食べてみないと比べられないけれど、
分づきならばコレ、という感じ。
玄米、おいしそうだなあ・・・


こんなことを書いていたら、また『朝日』も食べたくなってきたぞ。
主食の米なのに、大量生産されているものは数種だけ、
味よりもつくりやすさや流通向きかどうかが重視されているなんて
ほんとうにもったいない。
応援の意味もこめて、やっぱりこういうお米も、たまには買おうっと。