初デートは海をみながら



いや、産まれてから何度もふたりきりで出かけ、
いつもべったりですけどね。


今日は、ふたりきりで、お店で、初外食。
それが湘南の海辺で、窓を前にする絶景の席で、
食べたのは玄米菜食プレート、という・・・


朝から妙な流れがあってフラフラ外に出た。
通りすがりの近所の施設で、偶然、
イベントがちょうどはじまる時間だった。
そこでちょっぴりわらべ歌遊びをして、
いつもの場所でオニギリ弁当食べて。
それから、子にまかせて動いていたら
電車に乗ることになった。


晴れて気持ちが良かったし、
か~ちゃんもイロイロで、出る前から
遠出してもいいかな~、という気ではいた。
でも何も決めていなかったんだ。
近所でイベントに偶然めぐりあったから、
あと散歩して帰って、ゆっくり昼寝かな~とも思ったのにね。


大好きなチンチン電車に乗って、途中下車して、
ふっと顔をあげたら看板に出会った。
いつも気にしながら通るけれど入ったことのなかった店。
あまり子連れで入るような感じではないと思っていたけれど、
ふらふら~っと寄ってみることにした。
抱っこで寝ていた子がちょうど目を覚まして、
3時のオヤツ、どうしようかな、オナカ、すくよな~、と考えていたところ。
今日は、お昼のオニギリしか持ってなかったからな。


お店自体には入ったことはなかったけれど、
イベントで内容を知っていたし、ご飯も食べたことがあった。
それで、販売しているものをみるだけでも、と入ったというわけ。


3時ごろで、たまたま店内、誰もいなかった。
カウンターで一人の店員さんがまかない飯してるような時間で。
ほんとうはもう、ランチは終わってカフェタイムのころだった。


『ご飯はもう終わりですよね~?』と
抱っこひもで2歳児を抱っこしながら聞いたところへ、
ニコニコ顔でどうぞ~、ときた。
これはもう、引き返せないよ。


ボウズ、席についたとたん『ごはん、ご~はんは?』を繰返し、
出てきたらもくもくと食べた。
そのあと、2組つぎつぎ入ってきたけれど問題なし。
窓の前の一番眺めの良い席、荷物も置いて占領しちゃってたけどネ。


茶わん一杯ほとんどをボウズひとりで食べた。
ごま塩たっぷり、かけてな!
水もコップで飲んで、ほとんどこぼさず美しく・・・


これなら外食、まったく問題なし。
子どもイスがなくてもいけるよ。
オナカがすいたタイミングで、
好きな、食べやすいものがあればね。
そして、か~ちゃんと同じものならばね。


店員さんふたりに『またきてね~』と笑顔で言われ、
バイバイを愛想よくふりまき終了。
ほんとうにまた行こう、一緒にな。


しかし、ボウズめ、うらやましいゾ!
家族でこのあいだ行った店も、今日の店も、
心のこもった良い店なんだ。
湘南の、お気に入りの場所だしさ。
か~ちゃんだって、大人になってから
それなりの構えで訪ねたようなところなのにな。


ま、いまのところ、
ちゃんと雰囲気味わって馴染んでいるから
それができる器だ、ってことにしておくか。


たまの、大事な、リラックスデートスポット、
またみつけちゃったね。