育児は育自の・・・乳児検診にて



よく、育児で親のほうも鍛えられる、
という意味で “ 育自 ” と言ったりする。


もうひとつ、
赤子には自分で育つ力がある、
という意味でも “ 育自 ” なんだよね。


一歳の育児相談(乳児検診)で
良いときを過ごさせていただいて
しみじみそう思った。
そのまま、先生の説だったかも。
もう自分の中で消化してしまったので
どういうニュアンスだったか
はっきり覚えていないけど。


赤子は、できないことはやらない。
必要ないことは、やろうとしない。
自分が育つために必要なことを
まわりがしてくれるよう、動く。
体で表現する。


落ちついた気持ちでみていると、
そうだなあ、と思えることが
たびたびあった。


レーニングするのではなくて
手伝わせていただいている、
ぐらいなんだよね。
育て方は子が教えてくれるんだ。


なにかヘン、というときは
こちらのやり方が間違っているのかも、と
子の訴えに全身を傾けてみたらいい。


いろいろな情報についつい影響を受けたり
他の子とくらべてみてしまったり・・・
元気に笑う子をみていると心配ないと思うのに、
どうしても余計な考えに陥ることがある。


“ それも今だけの悩みですよ ”
なんて、こんなところにぽっ、と書くと
流れて言ってしまうような言葉だけれど。
その先生が話すと魔法のようだったなあ。
何人もの赤子を診てきた人だから、
いろいろなのがほんとう、というのにも
説得力がある。
ひとり産んだ自分だけでは
いくらまわりの子がいろいろなのをみていると言っても、
ひとりよがりになっていないか、
ふと心配になってしまうときがあるんだよね。


もっともっと、いちいち
じん、とくる言葉をたくさんもらったのに
ちゃんと思い出せない。


誰かに、いいんだよ、と言ってもらいたいときってある。
そういう感じが満たされて
す~~っとしたので、
具体的な言葉はすっかり忘れちゃったんだ。


その先生とは
聖マリアンナ医科大の堀内勁先生。
離乳食と便、母乳との兼合い、
夜何度も起きること、
小柄で発達がグラフからはみだしてること・・・
子をみていると心配ないな、と感じても
どこかひっかかって気になってしまっていたこと、
もういいや、忘れよう、と本気で思えた。
もっとずっと、ゆっくり話をしていたかったなあ。
こういう経験、次につないでいきたいな、とも
素直に思えた。


さてまた、肩の力、抜いていこうっと。