初手前味噌、できたあ!



一年ぶりにおそるおそるフタを開けた。
重石をのぞくと、木の中ブタの上に
フサフサの白いカビ、
そしてヘドロみたいな黒いカビがたっぷり。
うひゃ~、とのけぞるぐらいだったけれども
たちのぼる香りは、異臭ではなかった!
麹の発酵した、なんともいえない深みのある香り・・・
甘酒のような・・・


これは、と期待いっぱいで中ブタをめくると、
香ばしい色のしっとりとした味噌が!
はじめてでも、できた~~。


なんの器具も使わず大豆をつぶしたので
ほとんどそのまま、みたいな粗い豆も残り、
見た目も味も、もろみ味噌のよう。
でも、味噌だった、ちゃんと。


かさが 2/3 くらいまで減っている。
カビはほとんど中ブタの上だけで、
一応、一番上のほうをのぞくだけですんだ。


これからまた、味は変わってゆくだろうな。
ああ、楽しみ、タノシミ・・・むふふ。



産後のパニックの時期なのに
余計なことを・・・
ってな、あたふたした味噌づくりだったけれど
やって良かった。
子が口にするはじめての味噌は手づくり・・・
と想像したら、もうやらずにはいられなかったのだ。


梅雨のころに天地がえしをする、と
良くレシピに書いてあるが
湿気の多い川の側の我が家のこと、
開けたら雑菌が増えそうで
一度も開けていなかった。


混ぜてみたら、上層と下層で
状態は変わらなかったので
別に天地がえしはしなくてよさそう。


5kg ぶんぐらいできたかな?
これから味がどう変化していくのか観察も楽しみ、
そして、今年もまた、麹の種類を変えたりして
増量して仕込もう、と思ったらワクワク。
いろんな良い菌であふれる家にするゾ!



旬のリンゴ酵母もとぎれなく作成中、
気温が低くて時間がかかるけれど失敗はナシ。
キビ砂糖を使ったものとハチミツのものとでは
やはり味が全然ちがうし、
どの段階で発酵をとめて冷蔵保存するか、など、
毎度ちがった味わいが
これまた楽しいのダ。