粉せっけんと洗濯機



洗濯機が最近なんかくさ~~い、とは思っていた。
たまに、洗濯物に、黒いノリのかけらみたいなのがついていた。
粉せっけんを使いだしてから、
特によく浮いてくるような気がしていた。


ついに、相方が意を決して
ノリ退治をしかけたところ、
大変なことに。


何回かまわして退治したと思ったのに、
つぎに回したとき、洗濯物にビッチリついちゃったのだ。
赤子のものでなくて良かった。


さらなる、徹底的なクリーニング!
何度、回したり拭いたりしたことか!
お水さま、すみません、と思いながら・・・


おかげでドブくさいような、
ノリ=カビのニオイも消えたけど、
ほんと、養殖してるみたいでびっくりする。
そういう機械なのだな、アレは・・・


最近の機種がそのへん、どうなのかは知らないが。


で、改めて、しまいこんでいたマニュアルを
ひっぱり出して読んだ。
粉せっけんに関する記述もみつけ、はじめてよく読んだ。
読みもせずに使っていたんだけれども。


せっけんかすがつくのでうんたらかんたら、
念入り洗いなどでどうこう、、、


もう、無いことなど考えられない便利な機械だけれども。
便利のかげには、やっぱり何か、失ったものがあるのね。


きっかけは赤子、でも、
一度使ってみて気持ちよかったから
そのまま粉せっけんで洗濯している。
ガーゼや無撚糸タオルの洗いあがりが心地よく、
デリケートな生地のものもヘタレなかったからだ。
柔軟剤なんかいらない。
ふんわり仕上がるんだもの。


でもね、相性が悪いんだ、洗濯機とは。
合成洗剤は、洗濯機に合うように、
どんどん開発されて改良されてるんだもんね。
ふと思いつきで、
自分も含めた環境に良いから、なんて、
洗濯機に合うように粉せっけんを使おうとすると、
念入り洗いで水を余計にたくさん使うことになっちゃう、、、
というようなことになるのね。
洗濯機のマニュアルに従えばね。


産まれたときから洗濯機を使う自分たちになってくると、
そりゃ~もう、洗濯機で使いやすい洗剤がうれしい。
あたりまえだ。
だから、何かないと、気がつかないんだ。
考えずに、使ってしまう。
安くて、便利で、使いやすい洗剤を買ってしまう。
売る方はそれに合わせて、また洗剤を改良する。


ものを買うって、それを支持することだ。


なんだか、、、まとまらない、
とりとめもなく次々にいろいろなことが思い浮かぶ。


育児をはじめて、
家事や、自分の住む地域の日常生活模様などに
マトモに向き合うようになって、
見えてなかった、(見ないようにしていた?)
身近なことに “ ? ” がどんどん増えてゆく。
知りたいこといっぱい。


ひとまず、気づいたら試しにやってみて、
生活と折合いのつくところでもっと試してみたりして。
ちょこまかと進んでゆくしかない庶民の自分、でしかなく、、、


今日はまとまらないまま、オワリ。
洗濯機の、ノリのようなカビに導かれた話。