縁側のある暮らし
築4年のSRC造マンション暮らし、5ヶ月め。
隣の音が、とくに声が、
ちっとも聞こえない。
隣にも赤子がくらしているのだけれど、
双方の窓が開いていない限り、泣き声も聞こえない。
こつん、と何か落としたみたいな音やら、
カーテンの開閉の音なんかは結構ひびくんだけどね。
そんな、気密性のたか~~い、マンション暮らし。
赤子との巣ごもり期間は、少々、さみしい。
若い母親が、核家族化で、
赤子とふたりきりでノイローゼ、とか、
気密性が高けりゃ高いほどなりがちだよな、と思う。
外に響かないかわりに、中にはわんわん響くし、泣き声。
自分もカラダが戻ってなくて血圧高めの貧血気味だった退院直後は、
だんだん強くなってくる赤子の声が、うわ~~ん、と
頭の中に反響して、ちょっと深呼吸いれないとダメだったこともあった。
***
台所の窓から、子供のはしゃぐ声が聞こえてくる。
しばらく空いてたとなりのコーポの1階に、
子連れの家族が引越してきたみたい。
お母さんが外の昔ながらの物干に洗濯を干していて、
鼻タレ小僧が邪魔しながらやんちゃしてるんだ。
畳の居間には、ちゃぶ台みたいな食卓がのぞいてて、
(ストークしてすみません・・・)
縁側があって、すぐ外が、こっちの駐車場に面して丸見えだけど、
庭みたいになってて。
お母さんは家事しながら、子供は外遊び。
さむ~~い日でも。
古くって、地震がきたらグラグラ揺れそうだけど。
いいかもしれない。
いいや、すっごくうらやましいかも。
何をとるか、だなあ・・・