たった数十センチの生き物が腹の中の一部を間借りしているというだけで、
母体のふりまわされようといったら、すごい。
生命力ではすでに、完敗という気がする。



女子で生理前後に体調が変化したり、
それに左右されて感情の起伏がいつもと違ったり、
そういうことに敏感な人だと、
自分の思いこんでることなんて結構アテにならない、
なんて感じたことがないだろうか。


生理前の症状がそれなりにある自分は、
20歳をすぎたころ、つくづく思ったことがある。
「なんだ、生理か」と。


どうも前向きな考えにならなかったり、
腰が重くて出かけるのがおっくうになったり、
無性に泣きたくなったり・・・
どうした、と思っていると数日後に生理がきてすっきり、
「なんだ、生理か」というやつ。


成長期が終わるせいか(?)、その頃から、
お腹が張る、胸が張る、腰が重いなどの身体症状も
はっきり自覚するようになって、
あらかじめ「どうせ生理、そろそろ生理」と思えるようになる。


そんなのが月ごとにあるんだから、
女の人のほうが「体」を意識しやすいかもな、と思う。
そして妊娠判明以来、
その何倍も、「体」の存在を思い知らされている。


前にも書いたけど、この世で生きているってことは、
「体」が機能して数々の生命活動を行っているということで、
いくら考えても、器の「体」が動かなければ
どうにもならないんだよな。


冷え症のわたしは、文字通り体が暖まるのに時間がかかるから、
たとえば歌をうたったりするのも、
調子が出てくるまでの立ち上がりが遅かった。
バンドをやっていたとき、寒い日の本番前には、
あたりを走って体を慣らしたりしていたものだ。
グズと冷えにも関係があるのでは・・・


生き生きと生きるのに、
好きな生活を続けられるよう体を整えるってことは不可欠!
若い時にまずやることってそれなのでは・・・


自分を知るって、そういうことなのでは・・・