人の噺をきくということ
はっきりいって、昨年あたりからのブームらしきものと
『タイガー&ドラゴン』にするっとのってしまっているわけですが。
興味のないものには、たとえ相方が持っている本やCDにも
すこしも手を出さない自分としては、
やはり、それなりの時が来たのであろうかと。
今日もなんとなくつけたテレビでやっていた、
NHK教育テレビ『日本の話芸』を
やめられなくなって最後まで真剣に聞いてしまった。
三遊亭小遊三氏の落語「ねずみ」を。
これは後で調べたら古典落語だったので、
昔から語りつがれている噺なわけで。
ヒトのやっていることって変わらないな、と。
ヒトの愚かさやら情の絡み合いやらを、
カラっとおもしろおかしく語ることの
浄化作用に釘付け!
人の噺が聞けるぐらいの人生経験は
それなりに積んできたということかな、
と思うと感慨深い今日であった。