過程も、結果も、つながるひとつの道にある

わかれ道で選び直したことや
行き止まりで戻ったことも
あったかもしれないが
それでも
わたしひとりが通ってきた道は
たったひとつ。


わたしが通ってきたところは
すべてつながっている。


わたしを通して、
ひとつになっている。


それが、わたし。


ひとつの道を通るのがわたしで、
わたしがやってきたことは
ひとつの道筋を残す。


あなたに映るわたしは、
わたしの残像のようなもの。


それはどこからでも
みることができて、
みるところが変われば、
みえかたも変わる。


どうみえたのか、
知っていても
知らなくても
わたしはそれを
同じようにみることはない。


わたしがみるのは、
わたし以外。


わたしには
わたしが
ぬけてみえる。


ないのが、わたし。


みえなくても、
どうやっても、
それは、
わたしで、
それは、
全部。