真っ白のチカラ。



ついにキタ。
遅かったから油断してた。
まさかこんな日に、って頃に
白いアイツはやってきた。


クルマに積もったヤツを
かきおろしたりするのは
冷たいし早く帰りたいし
タイヘン。


けれど、中に入ったら、
走り出したら、気がつく。
空気がすんでいることに。
キュイ、キュイ、っと
タイヤを鳴らしながら
ならされていない雪道を
踏みしめてすすむと
なんだかワクワクすることに。


大変ですよ。
なんでこんなことワザワザ?って
アブナイ事も日常たくさんある。


だけれども。
犬と子どもが駆けまわるような何かが、
雪には、あるんだ。


真っ白なアイツには。