もしかしたら


手をつけていないことが
一番できること。


譲れないから、
中途半端には
手をつけなかった。


タイミングをすぎた種は
かたくなに閉じたままでいるか
朽ちとけて元にもどるか。


まだ、種が、
形をとどめて
残っているのなら。


それが、いつだったとしても。


発芽できる場所、条件を
探る価値はある。