使えば、使うほど。



災害みたいな大雪で
朝から半日の雪かきに
あらわれた。


仕事が中止になったから
あわてず騒がず
黙々とやった。


今年、あたらしくした
雪靴は軽い。


はじめ、古い方の、
足は冷たくならないけれど
とっても重い靴をはいていた。
靴をぶら下げるぶん、
足腰に余計に負担がかかる。


なぜなら、雪かきでは、
足も運ぶことが多いからだ。


かいた雪を、限られた空間に
美しく積みあげなければならない。
その際、自分のつくった雪山に
何度も登って、上の方にまで
重たい雪を重ねるんだ。


そう、今日は、
気温は高くて
湿った重い雪だった。


途中で水分補給の休憩をとって、
靴を新しい方に変えた。


重い靴から軽い靴に変えたので
休憩後でもカラダが軽く、
ここでスイッチが入った。


もうとまらない、
いわゆるフロー状態へ。


積み重ねる、などの
単純作業のカタルシス
雪かきの場合は、
文字どおり、
カラダ丸ごとを
動かしながらのことで、
カタルシス効果は
絶大なのだ。


しかも、雪は白い。
大雪のあとは空気も澄んでいる。
五感的にも
カタルシス満載。


そんな状態を経過すると
まだまだ、どんどん
カラダがよく動く、
という状態に突入する。


本当は、毎日、
もっと動いた方がいいんだ。
動けるんだよ。
自分だけじゃない。
ヒトは。


心も、カラダも、頭も。