紅葉はじめ・・・


ぽつ、ぽつ、っと
今年はヤマブドウやツタウルシあたりの
透明感ある鮮やかな赤・黄が目立ちはじめ
家のヌルデはなかなか来ないな、と思っていたら
ある日、わっ、と色が変わっていた。


短い北海道の秋。
毎年、その短さを
違った感覚で味わっている。


秋だけでなく、季節の違いが
本州よりハッキリしていて
季節それぞれを、より深く
感じられるようになった。


そして、その、ハッキリさとか
変わり目の感じは、
毎年、違うのだ。
それだけでも、もう、飽きることはなく
こんな豊かな環境のなか生かされていることに
よろこびを見出せるんだ。


今年は、

パッっと変わる、
ガラリと変わる、

そんなことが、何度となく
ココロとカラダに入ってくる。


今日は、紅葉のはじまり。
黄色くなるものは、しっかりと黄色く、
赤いものは、しっかりと赤く、
茶色いものは、しっかりと茶色く、
ずっと緑のものは、しっかりと緑で。


それぞれがハッキリしたまま
調和しているその様子、
色とりどりのこんぺいとうのように
山がつぶつぶ立体的にみえる様子は
幼子のようなきらめきと
その元気に弾ける姿を見守る
落ち着いたおおらかさと
どちらもをいちどに味わえるようなんだ。