何も知らない



幼子のように何の作為もなく
感じたままであったり

自分以外にも
事情や感情があるということに
少しも気を向けられていなかったり

他にもあるかもしれないことに
まったく無知か無関心であったり
すべてわかっていると思い込んでいたり


ぜったいこれがいい、とか
これは良くない、とか


そう言えるって
幸せかも。