陽の当たっているところの隣



学生時代の友人語録で、
ずっと忘れられずに
胸のどこかに共にあった。



ガンガン、陽があたっている
明るく輝く場所が
あったとして・・・


または、陽光とともにゆらめき、
その光を反射してあそぶような
ワクワクするような場所が
あったとして・・・



ときに、そのなかに
飛びこんでみたりも
してきたけれど。



落ちつくのは
そういうところの
隣の日陰だ。

わたしが、落ち着くのは、
たぶん、そちら。



光があそぶ姿が

伸びた枝の先の木の葉の
ゆれる向こうにみえる

向こうからは
目立たない位置で

安心して腰をおろし
または
自分の歩幅で歩きながら

木の葉の窓枠から
そっとのぞくように

まぶしい向こうを
ながめて味わう

成長を
ゆったりと見守り
変化に気づき

その美しさ、強さ、
生のほとばしり
命のやさしさに

つづく想いをはせる

そうやって
光のきらめきに
あたたかさをそえる




そんなふうな立ち位置が
とても落ち着く。



そういう時がきている、
というよりは
主にそういうふうで在るなら
自分のカラダと
しっくりくる


ゆったりとしながら、ネ。



ベースがあれば
余裕があれば

おもいついた時は
あちらに、ぴゅっ、と
出ていくこともできる



熱量は
変われども・・・