想いと、場所



残るんだろうか。
つながっているんだろうか。


なにかが。



何か特徴的な景色をみたから
思い出した、というより


かつて


何かをした場所に


時を経て
訪れたとき


ふと鮮明に
よみがえる記憶がある。


それほど
珍しい場所でなく


ときたま、
通る場所だとしても。


ふと、


状況なのか
季節なのか
気分なのか
なにか体の節目なのか
世の中の動きなのか


そんななにかと
場所と
自分が

からみあったときに


ふわっと


雰囲気ごと
よみがえるような


その場所での記憶がある。



その場所に
落としてきたものを
拾っているのかな





なんて
妄想をめぐらせるのも



世界が変わってみえたりして




グッと

なにかが

深くなる。