なるほど、メモ

ごくごく幼いころから
タブレットの類に触れている子の
博物館での動きをみて
ハッとした

ひらがなすら
まだ読みきれないのに

タッチパネル式の
展示解説クイズで
トップに戻るボタンや
次に進むボタンを
直感的に正確に
ほとんど意識もすることなく
滑らかな動作で
操っていた


触れる、すると
感触を味わうのでなく
すぐ反応がかえってくる、
その反応は、画面の視覚的な変化、
そういう刺激の入力に
慣れている様子が
伝わってきた


触れることができる
立体的なもの、
たとえば動物の剥製だとか
音がなるものとかには
気を引かれる


けれども、
平面の掲示物には
ほとんど見向きもしない


これはもう、
戻れないだろうな
この、
わかりやすい
反射的な
学習の効果からは……


だとしたら?


それを白黒いうのでなく、
この先、どうしたらいいののな?


ここから、
どうする?


道具の機能の進化と共に
工夫できるところが
これならあるな、って

はじめて
そう感じた


子どもに関わることの
何をするにも
これはちょっと
忘れないでおこう……