春の息吹


北国の春
なかなか拭われない
雪の覆いのじれったさが
功を奏してか

芽吹きのエネルギーと
陽光のハーモニーを
より鮮明に
観じることができる。

今年が、より感慨深いのは
雨の影響だった。

春の長雨、春の嵐
といった大雨の影響で
ひと晩で残雪が一気にはける、
ということが重なった。

一気にはけたあと
一気に芽吹きがすすみ

まだ生い茂るもののない地面は
様々な植物の芽出しの合唱。

すでに笹は立ちあがりはじめ
フキは薹が立ちはじめているので
今、たったこの、今だけ。
何よりの、エネルギー源。