お菓子でグズリを



眉間にしわよせの渋顔をしだしてからというもの・・・
指さしたり、“ っん~、ふぅんっ、えっ、えっ ” と言いながら
ダダをこねるように要求してくることが多くなった。
うひゃあ、来たな、来たな、と
ちょっぴりドキドキしている。


転んで痛かったときなんかも、
ぶつけたところを指さして渋顔したり。
か~ちゃんの手をとって
壁をペンペンたたいたりするようになった。



今日はどうしても、の買物と用事で隣の駅まで、
3ヶ所まわりながら2時間ほどつきあってもらった。
途中、グズりそうになっても
“ 今日はつきあってくれてありがとね、さすがだね、
 わかってくれてるね~ ”
なんて言って頭スリスリ、なんとかごまかす。
荷物も多いから、抱っこになっちゃったらタイヘン、と
先手をね。


そろそろマズイか、という3件めで
小袋のお菓子をもらった。
まだ食べられないものだったけど
ひとまず、それをフリフリして喜んだので乗りきれた。


駅の階段でも
工事の案内をしていた年配のご婦人が
ベビーカー持っておりるのを手伝ってくれ、
“ いい子ね~ ” と
間をいれてくれた。


最後にはベビーカーの手前のバーに足をなげかけ
後ろにデロん、とそっくりかえって
“ あきたよ~ぅ ” ってな感じだったけれど、
なんとか無事、帰りつく。


そして帰ってから。
今度は、買ったものの処理やら、
用事の準備やらで忙しい。
子のペースを待ってあげられない。
さすがに子も、グズグズしてきた。
あたりまえだよな。


そこでか~ちゃん、さっきの袋菓子のことを思い出す。
なにか夢中になるもの・・・
ゴハンを用意してあげるところだったので、
おなかすいてそうだな、と
ついうっかり、パンをちぎって渡してしまった!


まんまとゴキゲンに、くるくるまわりながら
“ へ~ ” と食べているけれど。
食べ終わったらまたすぐ、次を要求してくるよね。
あたりまえだよね。


そして次々に、ポン菓子、干し芋、と
手渡してしまったのであった。


これって、ますいのでは!?


今日は特別、なんて子には通用しないだろう。
一度やってしまったら、次からが難しくなる。
これからは特に、お菓子なんかで安易にグズりをとめてはマズいゾ!
はっとした。


落ちついて、子のペースをみて過ごせば、
もうそんなに訳のわからないグズりかたはしないのだ。
なるべく非常事態をつくらないよう
またまたまた、精進せねばのう・・・