虫のカタチ、模様、色・・・


ミヤマカラスアゲハが
玄関フードで(注:雪国ではおなじみ雪よけスペース)
かたまっていた。


うっかりフード内に入り込んで
出られなくなっちゃって、
朝陽で高温のハウス状態のなか
息をひきとる瞬間か?
みたいなところを発見。


出ようともがいたのか、
その前から傷ついていたのか、
羽に少しだけ切れ目があったけれど

こんなに美しい状態で
ケースの中でもなく、
マジマジとゆっくり
眺められるなんて
そうそう、ない機会でしょ、
という感じでして。


ひとめで、もう、
涙モノの保養に!


まだホヤホヤだから、
羽の鱗粉もツヤツヤ。
マットなツヤを放つ
鮮やかな色合いの羽が
立体的に多様に輝いていて、
異次元に誘われるようだった。



虫の動きやカラダのつくり、
幼虫から成虫への変化の様子、
そしてこの造形美、
幼い頃から虫好きになる子の気持ちに
ちょっと共鳴しちゃう。


わたしも、幼い頃は
クワガタのために樹液用意して
早朝から木をみにいったり
カマキリを卵から孵したり
アリの巣をこわしてみたり
いろいろ、やったものだけれど
それはもうすこ~し、
ぼんやりとした遠目の興味で、
細部までは観察していなかった。


でもやっぱり、
なにかひかれていたのだろうなあ(笑)。
好きなのだ、基本的に。


だからって
集めたりはしない自分だけど!


この夏は、きっと
虫からヒントをもらってる。
何十年か巡って、
そういう時が来ることもあるんだな。


自分の子どもと一緒に
めぐる季節・・・